禁断と背徳の体験告白
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正義の鉄拳|異次元・ファンタジー告白小説


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正義の鉄拳
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[Entry No]
今年二十二歳になる姉の規子が、リクルートスーツを着て家を出て行く姿を見て、入江信明はその行き先を尋ねた。
「姉ちゃん、どこ行くの?」
「就職活動に決まってるでしょ!」
家中がビリビリと振動するくらいの大声で、規子は叫んだ。
なかなか希望の職種が見つからず、苛ついているのは分かるが、何もそんなに怒鳴らなくてもいいのではと信明は思う。
「夕飯はいいって、母さんに言っといて」
規子は振り向きもせず、玄関から出て行った。
不況は脱したと言われる今日この頃でも、女子の就職難は相変わらずである。
まして、規子のように二流大学の学生であれば、尚更だ。
通っている大学が一流であれば、まずまずの会社へ入れるであろう。
三流であれば、初めから諦めがつき、それなりの所へ落ち着ける。
だが、二流だと上にも手が届きそうだし、奈落の底も見えるのだ。
この中途半端さが、規子に悪あがきをさせている。
これまでに彼女は様々なつてを頼って、良い勤め口を求めたのだが、結果は芳しくない。

「大変だよなあ、大学生って。おっと、俺も来年は受験だから、人の事をとやかく言えないんだけど」
信明はよれたリクルートスーツに身を包む姉を哀れみ、その姿を自分への励みとした。
しっかり勉強しないと明日は我が身ぞ、という訳である。
そんな姉に内定が出たのは、それから数日後の事。
しかも、会社は天下のサッパリビールであった。
「いやあ、とにかく良かった。一時はどうなる事かと」
内定の決まった規子は、照れくさそうにそう言った。
父母、そして弟の前で無事に就職が出来そうな旨を話し、顔をほころばせている。
「それにしても、サッパリビールって大きい会社じゃん。やるな、姉ちゃん」
「まあね。ラッキーだったわ」
「これからは父さんのビールもサッパリにしよう。少しでも会社の売り上げに貢献しないと。ねえ、父さん」
信明も調子に乗って、そんな事を言った。
こうして懸念されていた姉の就職も決まり、一家には明るい兆しばかりがあるかのように見えた。

しかし、それから数日も経つと、規子は会社の研修といって家を空けがちになった。
それも、決まって夜の七時頃から深夜まで出かけるのである。本人にその理由を聞くと、
「会社が出店してる、夏季限定のビヤガーデンで接客をしている」
との事。酒造会社ゆえ、さもありなんとも思えるが、何せ連日、深夜まで家を空けているので、家族は不安で仕方が無い。
特に年頃の娘という事で、父母の心配は相当なものであった。そこで──
「俺が、偵察に行くのか・・・とほほ」
信明に白羽の矢が立ち、姉の研修先へと向かう羽目になったのである。

オフィス街の一角に、サッパリビールと銘打たれたテントが建っている。
テントと言っても、四、五人が寝る小さな物ではなく、二百坪はあろうかという土地をすっぽり覆う大物だ。
ここは、この夏、発売される新商品のアピールをかねて、サッパリビールがこしらえた、全天候型の巨大ビアガーデンだった。
仕事帰りの呑み助を狙って、会社を上げての宣伝なのである。
「ここか、姉ちゃんがいる所・・・およよッ!」
入り口に立った瞬間、信明は驚きのあまり体が竦んだ。
なんと、ビアガーデンの入場口には、白いビキニを着た女性が立っているではないか。
「いらっしゃいませ。お一人様ですか」
そう言って微笑むのは姉ではなかったが、信明の気持ちは逸った。
酒場では給仕をする若い女性が必要なのだろうが、それにしても水着姿とはどういう事だろう。
しかも白いビキニは、暗くされたテント内に設えられたブラックライトで、その形をくっきりと浮かび上がらせているではないか。
まるで、悩ましい曲線だけを強調するように。
いや、店内を見ると、この女性と同じスタイルで接客をしている給仕が、他にもいた。
客の姿は暗くて見えないものの、ビキニ姿の女給の動きだけは、しっかりと目で追える仕組みになっている。
信明はよもや我が姉もこのような姿ではと、心臓が痛むほど不安になった。

席につくなり、女給がすぐさま注文を取りに来た。
これもビキニ姿だが、入り口で見た女性や他の女給に比べると、布地がやけに少ない。
おまけに、注文を取りに来たのは、見紛う事なき姉の規子であった。
「いらっしゃいませ、ご注文を伺いま・・・あ、ああッ!信明!」
「・・・姉ちゃん、なんだよ、その格好」
「身内には見られたくなかったわ・・・ここの制服なのよ」
実に悲しい顔合わせである。
姉は、この破廉恥きわまる姿を弟に見られて落胆し、弟は裸同然で給仕をする姉を見て顔が青ざめている。
しかも近づいてみるとこの水着、透けているではないか。
規子の場合、陰毛を剃っているのか、割れ目がクッキリと浮き上がっている。
仮にも大手の酒造会社が、女性をこんな姿で給仕させて良いものかと、信明は憤懣やるかたない様子である。
「どうしたの、規子さん。なにか、トラブル?」
規子よりやや年配の女給が、信明の席へやってきた。
姉弟が話し込むのを見て、何かの問題が発生したと思ったらしい。
「あ、いえ。何でもありません。いい、信明。父さんたちに言われて、偵察に来たんでしょうけど、この事、話したら酷い目に遭わすわよ。サイダー飲んだら、とっとと帰ってね」
未成年に酒を出すわけにもいかず、規子は伝票にサイダーと手羽先と記入した。
そして席を離れ、規子が背を向けた瞬間、信明は再び驚いて椅子から転げ落ちる羽目となる。

「ね、姉ちゃんの水着、ヒモだ!」
くるりと踵を返した規子の尻には、Y字になった水着が割れ目に沿って食いついていた。
もう、こうなると水着でもなんでもなく、ただのヒモでしかない。
隠れているのは、乳首と女陰の裂け目だけなのである。
「なんてトコだ、ここ・・・ちょっと普通じゃないぞ」
暗さに目が慣れてくると、信明は自分以外に酔客がたくさんいる事に気がついた。
皆、仕事帰りのサラリーマンといった風体で、どいつもこいつも裸同然の女給を、鼻の下を伸ばして見つめている。
中には通りすがる女給の尻を撫で、悲鳴を上げさせている輩もいた。
「いや、やめてください」
「いいじゃないか、ちょっとくらい」
少し向こうの席で、でっぷりと肥えた中年男が女給の尻を触っている。
良く見ると、中年男はあらぬ場所へ指をねじ込んでいるらしく、腕の動きに合わせて女給が海老のように身を反らしていた。

「こんな水着じゃ、指が簡単に入ってしまうよ。なあ、君。この後、付き合わんか」
「駄目です・・・おやめになって・・・」
女給は尻の穴を指で穿たれ、身悶えている。
そして目を凝らして見る信明が確かめたのは、いやいやと頭を振る姉、規子の姿だった。
(ね、姉ちゃん!くそッ、どうりでサイダーが遅いと思った・・・とか、言ってる場合じゃないな)
立ち姿勢で尻穴を悪戯される規子を見て、信明は音も無く立ち上がり、忍び足で姉に悪さをする中年男の背後に迫った。そして──
(幼少の頃より学んできた小林寺(誤字ではない)拳法を、こんな事に使うとは)
そう思いつつ、中年男の首に腕を回し、そのまま折った。
男は悲鳴ひとつも発せず昇天し、頭をたれた。
「あれ、部長。どうしたんです?」
「寝ちゃったよ、しょうがないな」
同席している者たちは信明の姿に気づかず、何が起こったか分からない。
この間に規子は難を逃れ、尻を押さえながら信明のテーブルへ向かった。

「おまたせ。あら、ずいぶん、息が荒いわね」
「そ、そう・・・ハー、かな、ハー、ハー・・・」
中年男を仕留めてから、信明は取って返して席についているので、息が荒いのは当たり前。
だが、酔漢から姉を救うことが出来て、意外と満足げである。
「姉ちゃん、こんなバイトいつまで続けるんだよ。父さんも母さんも心配するよ」
「うん、それは分かってる。でも、私、営業希望だから、このくらいは辛抱しないと」
「こんな営業は無いよ」
「分からないわよ、そんな事。ほら、あんたの好きなビデオでも、奴隷秘書、肉接待とかあるじゃない」
「俺の嗜好はどうでもいいよ!」
「あ、ごめんなさい。私、呼ばれてるみたい。それじゃあ、信明。帰りは気をつけてね」

俺の心配をしている場合か、と信明は思った。
このままでは埒があかぬ。
信明はサイダーを飲み干し、手羽先を食い散らかすと店の奥へ消えていった姉を追うために、席を離れた。
姉を呼んだのが、見るからにいやらしい頭の禿げ上がった男だったのが、癪に触り、いてもたってもいられなかった。
(こうなったら、姉ちゃんに近づくやつは皆殺しだ)
信明の用いる小林寺(しつこいが、誤字ではない)拳法は関節技を良くとするので、暗殺向きなのである。
そうして信明が身を潜め、店の奥へ忍び込むと、果たして姉、規子の姿はあった。
「なあ、規子。ちょっと、俺のチンポコをしゃぶれよ」
「いけません、主任。私、接客に戻らないと」
狭い廊下で、規子は主任と呼ばれる男に肩を抱かれていた。
ビキニのトップは肩紐を外され、いよいよ水着の役目を果たしていない。
しかも男は空いた手で、たっぷりと弾む乳房を揉みしだいていた。

「俺のはしゃぶれねえってか。人事課長のはしゃぶれても」
「み、見てたんですか・・・」
「ああ、お前が美味そうに人事部の課長のチンポコしゃぶって、精子飲む所までな」
「美味しそうになんて・・・」
「おまけに、ケツの穴まで」
「そ、それ以上は、言わないで・・・分かりました。おしゃぶりしますから・・・」
脅された規子はその場に傅き、男の股間の前へ顔を向けた。
(姉ちゃん、何やってるんだよ・・・それに、ケツの穴って・・・)
後を追ってきた信明は、姉が男の肉棒を咥え込むシーンに出くわしてしまった。
先ほどと違い、規子がそこに居るので、暗殺に及ぶ事が出来ずに歯噛みする。
「上手いな、お前。うちに就職するより、風俗でチンポしゃぶりしてたほうが良くねえか」
「ン、ンン・・・そ、そんな」
「口を休めるんじゃねえ」
男は規子の髪を掴み、熱のこもった口唇愛撫を求めた。
そして、己の醜い欲望を棚に上げ、規子を言葉責めにする。
「うちに内定が決まったらしいが、どうせ体を使ったんだろう?正直に言えよ」
男がそう言うと、規子は首を横に振った。
「嘘をつけ。そうでもしねえ限り、お前みたいな二流大生がうちに入れるワケがねえだろう。さあ、本当の事を言え。私は、体で内定を取った女ですってな」
規子が肉棒をしゃぶる水音が激しくなり、男の腰が戦慄いた。

「どうせ、お前は・・・営業アシスタントに回されて・・・ううッ!売店のオッサンどもに、玩具にされるんだ。それまでは、俺が・・・おおッ!可愛がってやる!い、いくぞ、飲めよ!」
男が仰け反り、激しく射精を開始すると、規子は眉間に皺を寄せて子種を飲んだ。
ごくり、ごくりと喉が鳴って、男が放出した薄汚い液体は、彼女がすべて飲み干していく。
「吸え!尿道に残ってるやつも吸うんだ、規子!おお、いいぞ・・・」
男の目がとろりと融け、極楽気分を味わっているのが分かる。
信明はその様を見届け、男に残酷な死をプレゼントしようと誓った。
「全部・・・飲みました。主任・・・」
「いい子だ、良く頑張ったな」
規子は子種をすべて嚥下すると、はにかむような表情で男に縋った。
それも、信明の癇に障ったので、男には更なる残酷な死が後ほど贈られる事になる。

「仕事に戻って良いですか?」
「ああ、行け。へまをするなよ」
「はい」
そう言って規子は乱れた水着を直しながら、店の方へ戻っていった。
ひとり廊下に残った男は、やった後の一服とばかりに、懐からタバコを出そうとする。
と、その時である──
「死ね!」
男の死角から、疾風のように五本貫き手が現れ、肋骨と肋骨の間に五本の指がそれぞれ刺さった。
もちろん、貫き手を放ったのは信明である。
「ぐわッ!」
この瞬間、男は血の泡を吹いた。
貫き手が肺を破壊したのだ。生憎、せっかく取り出したタバコには火をつける事が出来ず、男は全身を痙攣させて地に臥していく。
「無様な死に様だな。末代までの笑い者になるがいい」
白目を剥き、意識が遠のいていく男に蹴りをくれてから、信明はその場を去った。
さて、姉はどこへ行ったのだろうか。信明も再び店に戻った。

『さて、ここからは当社の誇る、ショータイムです』
店に戻るなり、そんな放送が流れた。
暗かった店内の一番奥にスポットライトが当てられると、そこが壇になっているのが分かる。
その壇の上に、マイクを持った男が居た。
『今から、当店一の美女と、ペニスが三十センチもある黒人が白黒ショーを行います。さあ皆様、見たり、見たり』
男の節回しが適当で、信明は思わず失笑する。が、しかし、その笑いは直後に消えた。
何故かというと、壇上に規子とパンツ一丁の黒人男性が現れたからだ。
「姉ちゃん!なんてこった!」
しかも、規子はX字に象られた磔台に、全裸で縛りつけられているではないか。
その隣には身の丈六尺はあろうかという黒人が立っている。
嫌なツーショットだと、信明は思った。
「ああ・・・恥ずかしい・・・」
スポットライトが当てられた規子は、身も世も無いという有様だった。
これから彼女の身の上に起こるのは、ペニスが三十センチもあるという黒人との性交。
規子は今までにそのような無茶をした経験も無く、ただ怯えるばかりであった。

『それじゃあ、ジョニー。頼むよ』
『マカセロ』
マイクを持った男に促され、ジョニーという名の黒人が磔台の前に立つ。
すでに勃起した肉棒はパンツからはみ出し、肉の凶器として規子の下半身を狙っていた。
「フフフ。マルデ、コドモダ。コワレテモ、シランゾ」
「ああ、恐ろしいわ・・・誰か助けて」
足を開かされているため、規子に抗う術は無い。まず、ジョニーは指で規子の女を責めてみる。
ジョニーの指が、規子のクリトリスの皮を剥いた。
そして、輝く肉真珠を指の腹で撫でつけ、コロコロと転がすように弄ぶ。
「ひいッ!い、いや・・・」
壇の下は暗いものの、はっきりと人の気配がある。
衆人環視の中で局部を晒し、そこを肌色の違う異性に嬲られる羞恥というのは、相当なものだった。
規子は涙を流しながら身をくねらせている。
「ビンカンナオンナダ。コリャ、ヤリガイガアル」
ジョニーは規子が気に入ったようで、更に肉棒を硬化させた。

一般的に、外国人の陰茎は柔らかいという認識があるが、それは間違いである。
黒人の場合、大きさと弾力のある硬さを兼ね備えている事が普通で、規子は今からそういうモノで肉穴を串刺しにされるのだ。
ただでさえ、体格差のある黒人種と東洋人種ゆえ、ジョニーと規子はそれこそ大人と子供の様である。
(姉ちゃんが、危ない。ちくしょう、どうしたら・・・)
スポットライトが集まる壇上に出て、規子を救う事は出来るだろうか。
信明は考えるが、あの屈強な黒人を倒すのは容易ではないだろう。
よしんば倒せても、弱った姉を連れて無事にこの店を出られるかは自信がなかった。
そうしているうちに、いよいよジョニーが規子の下半身に迫ってくる。
「こッ、怖いわ・・・どなたか、助けてください」
肉穴にジョニーの肉棒を突きつけられ、規子は恐怖した。
子供の腕くらいはあろうかという野太い肉の凶器が、これから自分の中へ入ってくるのだ。怯えぬわけが無い。
「ヒニンハシネエゾ。ガキガデキテモ、オレハシランゼ」
片言なのか達者なのか良く分からないジョニーの日本語。
それは良いとして、ついに彼の三十センチ砲が、規子の女苑を侵し始めた。

「ああッ!ひいッ!だ、駄目!無理です!お願い、やめさせて!」
肉の花びらが強引に掻き分けられ、肉穴がこじ開けられていく。
そこは伸縮性に富んでいるものの、流石にジョニークラスのモノになると、そう簡単には入らなかった。
「ククク。イヤガッテモ、ムリヤリ、ブチコンデヤル」
「ああッ!ああッ!やめて、壊れるうッ!いやあーッ・・・」
X字に縛り付けられた身ゆえ、規子は逃げる事も許されず、ジョニーの分身を受け止めるしかない。
はじめ肉棒を拒むかのような動きを見せた規子の女も、無理強いされてはそれに従うしかなくなってきた。
「い・・・いや・・・あ・・・」
「ハイッテイクゾ。ヨクミルガイイ」
規子は半分失神した状態で、目を大きく見開いていた。
肉棒は三分の一も入っただろうか、生木を裂くように規子の肉穴を割り裂いていく。
「し、死んじゃう・・・死んじゃうわ・・・誰か助けてぇ・・・」
そう言って規子が大粒の涙を流した時、不意に壇上の明かりが落ちた。
そして次の瞬間、ジョニーの首が明後日の方に向く。

「死ね」
ゴキンという骨が折れる音──ジョニーの背後には信明がいた。
更に、信明は縛られている姉を磔台から下ろして背に担ぐと、壇上から飛び降りて一目散に出口を目指した。
それと同時に、真っ暗となった店内には何やら怪しい煙が立ち込める。
「なんだ、この煙」
「か、火事じゃないのか?」
酔客たちは騒然となり、散り散りに出口を探した。
が、しかし、明かりを落とされた店内で、おまけに酔っていては足元も覚束ない。
その結果、客たちは将棋倒しとなり、見るも無残な状態になった。
しかも、見上げると真紅の炎がテントの上部を焦がしているではないか。
客はますます混乱し、右往左往しては煙に巻かれていく。
「誰一人として、生かして返さん。悪く思うな」
規子を背負い、見事に脱出した信明は出入り口を鍵で封鎖した。
一連の、明かりを落としたり、テントに火を放ったりしたのは、すべて信明の仕業だった。
姉が黒人に犯されたのを無かった事にしたかったので、店内に居るすべての人間を始末する必要があったのである。
多少、心苦しい気もするが、姉の事を思えばやむを得ない処置だった。

「あ・・・信明・・・あんた、帰ってなかったの・・・」
朦朧とした規子が、弟の背中にいる事に気がついた。
もっとも、ジョニーの三十センチ砲を食らった直後なので、はっきりとは意識が定まらない。
「ああ、今から帰る所さ。姉ちゃんと」
「あっ、そう・・・私、なんだか気だるいな・・・眠いわ」
「寝るといい。俺が背負っていくから」
「そう・・・じゃあ、よろしくお願いね。今度、何か買ってあげるから・・・」
そう言うなり、規子は静かに寝息を立てた。
信明はそれと知ると、自分の着ている服を裸の姉に着せ、自宅を目指す事にする。
ふとテントを見ると、すでにそのほとんどが焼け、全体が一本の火柱の様になっていた。
「すべては、真夏の夜の夢・・・か」
数多の人々を焼き殺したというのに、どこ吹く風の信明。
そして姉を背負いながら、二、三歩前に進んだ時、
「いつまでもお姉ちゃん子でいるのよ」
と、規子が耳元で囁くのを、この弟は確かに聞いたのであった。

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