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【怪奇】山小屋にあった古い手帳|怪奇・心霊体験談[男性の告白]


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【怪奇】山小屋にあった古い手帳
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今から十年以上前、自分がまだ高校生だった頃の話。

当時、俺は友人ふたりと共に興味本位で「神隠しの山」と呼ばれていたとある山を訪れたんだ。
その山では昔、登山に訪れていた若い女性が突然姿を消すという事件があり、テレビや新聞ではこれを神隠しと称して少し話題になったことがあったそうな。
もっとも、俺が生まれてくるずっと前の話なんだけどね。
で、不謹慎な話なんだけど俺たちはそれを面白がって、言ってしまえば肝試し感覚で山を訪れたというわけだ。

その山は失踪事件以降、気味悪がられてか登山客はおろか地元の人間まで寄り付かなくなったそうで、草木が盛大に生い茂って人が通れそうな道も見当たらなかった。
しばらく山の中を探索していると、俺たちは小さな山小屋を発見したんだ。
大きさはタタミ6畳分ぐらいだろうか。
壁は板、屋根はトタンでできたなんとも安っぽい山小屋だった。
その山小屋は酷く荒廃していて、野生動物にでも壊されたのか壁や床のあちこちに穴が空いていた。
エロ本でも落ちてないかとワイワイ騒ぎながら山小屋の中を漁っていると、床の穴を調べていた友人Aが突然声を上げたんだ。
「おい!下になんか本みたいなのが落ちてるぞ!」
そう言って穴の奥に手を伸ばしてその物体をつまむ友人A。
彼が手に取ったその物体は…手帳だった。

手帳はかなり前からそこに放置されていたみたいで、カバーは表面が剥がれて紙も茶色く変色していた。
なんだエロ本じゃないのかと落胆しつつ、とりあえず俺たちは手帳の中身を確認することにしたんだ。
最初の方のページは些細なメモやスケジュールが書き込まれていたり、特に何の変哲もない普通の手帳って感じだった。
なんだつまんね〜と思いつつもページをめくっていくと、最後の方のページにちょっと気になる記述…というか日記を見つけたんだ。

うろ覚えだけど以下全文。
198X年/X/X
 見知らぬ男に頭を殴られた。目を覚ましたら小屋の中にいた。
 外から鍵がかけられていて出ることができない。
 トイレは無く、仕方ないので小屋の隅で用を足した。

198X年/X/X
 朝方に男が食料を持って戻ってきた。
 男は自分の陰茎を舐めるよう私に強要してきた。
 私がそれを断ると、男は酷く憤慨して私を殴ってきた。
 私は泣きながら男のそれを咥えた。
 男は射精して満足すると、私を一人残して小屋から出ていった。

198X年/X/X
 またあの男が戻ってきた。
 男は酷く興奮した様子で私に抱きついてきた。
 私が抵抗すると、男は昨日と同じように私を殴ってきた。
 私は服や下着を脱がされ、陰部も、肛門も、男によって穢されてしまった。
 男は一度射精したあとも何度も何度も私を犯してきた。
 泣き叫んでも助けは来ない。

…日記はこの三日分だけだった。

「なんか気味悪いなこれ…」
しばらくの沈黙を破って友人Aはそう口にした。
「いや、さすがにイタズラでしょ…」
友人Bはそう言いつつも顔が引きつっていた。
実際、これがただのイタズラである可能性は否定できないんだけど、それでも俺たちは怖くなってその場からすぐに離れた。
離れる際に手帳をどうするか少し悩んだけど、結局はもとにあった場所へ戻しておくことにした。

帰り道は俺も友人たちも無言だった。
本当にあの場所で強姦が行われていたのか。
あの日記を書いた人物はその後どうなったのか。
そう考えただけで、その日の夜はまともに眠れなかった。

それから俺たちは、高校を卒業して離れ離れになるまであの日見た日記のことは極力口にしないようにした。
あれからもう何年も経って結局真相は闇の中なんだけど、今でも失踪事件とかのニュースを見ると、あの日山小屋の中で見た日記のことを思い出してしまうよ…

---END---
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